20世紀を代表する写真家リチャード・アヴェドンとアンディ・ウォーホルのコラボレーション作品集。戦後ファッション・ポートレート写真で名を馳せ、写真＝アートの芸術的認知に多大なる貢献を果たした巨匠アヴェドン。一方、ポップ・アートやシルクスクリーンに代表されるデザイン＝アートの新機軸を続々と発表し、多彩なフィールドで多彩なアーティストや大衆から支持を得てきたウォーホル。本書は、アメリカのコンテンポラリー・ファインーアートで著名なガゴシアン・ギャラリーで開催されたエキシビジョンに際し刊行された作品集。ビジネス上での接点は多くはないものの「ポートレート」を通じて独自のスタイル・表現をしてきた二人のアーティストに焦点をあてたユニークな一冊。写真を通じて人々の「内面」の描写にフォーカスしてきたアヴェドンに対して、あくまで「外面」「表面」的な描写を通じての主張にこだわったウォーホル。同じ被写体ながら両者の表現スタイルの違いなどを見開きで楽しめるような構成等も興味深く、巨匠の魅力の再認識やアートの多面性を存分に堪能できるおすすめの一冊。 サイズ30x30cm 252pp February 9-April 23. 2016 Gagosian London #avedon #richardavedon #warhol #andywarhol #写真 #写真集 #アンディウォーホル #リチャードアヴェドン